創業メンバーに聞くデザイン論!母校 SFCメディア特集記念編
はじめに
Who is? 自己紹介
慶應義塾大学(環境情報学部)在学時代は
アメリカ🇺🇸・デンマーク🇩🇰・日本🇯🇵の3カ国にて
Service Design/Design Research/Human Centered Designを勉強。
デンマークの大学院在学中にはデザインコンサルティングファームFrogから作成したサービスのオリジナリティを評価され、表彰される。
新卒で株式会社FreakOutに就職し、1年後にReactの創業メンバーとしてジョイン。
「ユーザーリサーチ→サービス設計→UI設計→定性・定量分析」と上流から下流まで全てをこなし、UIだけの範囲に留まらないデザインを担当。
今回は母校メディアの取り上げを記念して、そんなマッキーさんにお話を伺いました!
デザイナーとしてのキャリア
(↓マッキーさんが学生時代に担当したデザイン)
PicoThru
Molmora
Nago-Hi
これらはリクルートインターン・ フリーランス・デンマークの大学院への留学時など様々なフェーズでデザインしたもの。
わりと雑多になんでもデザインはしてきたけれど、PicoThruとかはデザインとして駆け出しだった頃なので、色々雑になってたり(笑)
まず、僕はデザインを大きく分けると2つあると思っている。
「デザインスキル」と「問題解決能力」
「デザインスキル」
経験がものを言うので、できるだけ地道に実技をこなして、スキルアップを行っていくしかない。
なので、僕もとりあえずランサーズに応募して、コンペとりあえず頑張ってやる!みたいなかんじでスキルをあげてきた。習ったことがないので、全て独学。
「問題解決能力」
これは結構難しく、
「なぜそのデザインにしたのか?」
「なぜその流れにしたのか?」
「そもそもプロダクトはユーザーにとっていいのか?」
など
全フェーズに問題解決力が密接に関連していると思う。
かつアウトプットの質が変わるので、
重要度が高いなぁ、と。
デザインは、海外だとデザイン=問題解決という側面もあるが、
日本だと軽視されている。
ただ、僕にとっては、ここは譲れないし、自分のストロングポイントにしたい。
ここらへんは、実は心理学とか認知学も絡んできたりするから、
本で学んだり、留学時代にService Design・UX Designとかを学んだり。
そうやって身につけてきた学生時代の経験は、今の職に役立ってます!
デザイナーとしては、
0から1を
「デザインのアプローチ」
「ビジネスのアプローチ」
の両側面から生み出し続ける人。
つまり、
デザインとプロダクトの両方からサービスを見れる人材になりたいなと。
もう少しブレイクダウンすると、プロダクト=定量的データ、デザイン=定性的データを用いて、考える・作る・分析することでサービスを作れる人材になりたい。
そう思うようになったのは
両方を見に付けたいと考えているのは、大きく2つ。
①.自分で0から作りたいから
②.人材としての市場価値が高いから
ですかね。
①に関しては、純粋に作ることが好きなこと。
就職もしたくないし、働くという概念を持ちたくないので、
自分がやりたいことの延長線上で働くがあるっていう感覚を持ちたい。わがままなんです(笑)
その中で0から作る時には、できるかぎり人数を絞って、少数精鋭でやる必要があって、そうなると1人が領域横断的に業務をやらなければならない。
その中で②に通ずる部分、これからスタートアップに必要なのは、
デザインとビジネスが見れるプロダクトマネジャーというのが自分の中での結論。
②に関しては、大きくITの領域には、「B(Business)・E(Engineering)・D(Design)」の3つがある。
その中でも大学当時は、BとEを身に付けている人の市場がむちゃくちゃ高くて、作るっていうこと自体に価値があり、かつビジネスもわかるとなると
「すげー、こいついればなんでもうまくいくじゃん」と。
それが段々と実際にユーザーが触れるインターフェース・インタラクションが重要だよねとなってきたタイミング(Airbnbが出てきたりなど)に。
これは、間違いなく、BとDが必要になるタイミングが訪れるなーと感じたので、BとDを身に付けたい!と。
実際に、今ではあっちこっちでデザインのスキルを持ってるプロマネは貴重だーと言われてるので、僕が考えていたことは、合っているな確信してる。
長らく日本産業の担い手はBT型企業であった。 BT型とC型の間には共通言語が少なくシナジーの醸成が難しいため、 デザインシンキング(BCの接続)やデザインエンジニアリング(TCの接続)を導入し、最終型であるBTC型を目指す。 pic.twitter.com/J2a4Bp9DWx
— Kinya Tagawa 田川欣哉 (@_tagawa) 2017年11月9日
Poisyデザインでの工夫
工夫したことは、できるだけ無機質にならないようにすること。
マップって正直デザインがしづらい。
どの地図・位置情報系のアプリを見ても、同じようなデザインだったり、デフォルト仕様。
しかもそれが全部無機質で、冷たくて、つまんなくて、SNSをやってる僕らとしては、それではあかんなーという部分があるので、そこは一番気にしているところ。
例えば、基本的に直角ではなく、丸みをもたせたりとか、新しいデザインだと思われるようにナビゲーションバーをつけなかったり、グラデーションを使ってみたり。
今後も大きくアップデートしていくので、
そのタイミングでもっともっと温かみのあるポップなデザインになると思うので、
楽しみにしてください!!
サービス自体も今後かなりおもしろいものができるので、位置情報の市場を僕らで絶対にとって、王者になってみせます。
掲載記事
最後に、もう一度マッキーさんインタビュー掲載記事を紹介します!
・Poisyって何か
・マッキーさんの起業に対する価値観
・マッキーさんがデンマーク留学で培ったもの
・SFC卒業生として
Poisy・デザインの二軸から起業まで、シンプルに紹介されているので、
ぜひご一読を! !
まとめ
今回はデザイナーのマッキーさんへインタビュー!
まだまだ聞き足りないくらい、デザインの世界は論理的で、奥が深いですね。
マッキーさんなりに分析する現代の働き方やデザイナーとしてのマインドセットを母校のメディアに取り上げられることをきっかけに、お話を伺えて良かったです♪
これからもPoisyにまつわる楽しみ方だけでなく、様々な形でブログを更新していきたいと思います。
これからもユーザー様にとって役に立つサービスになるよう開発をしていきますので、どうぞよろしくお願いします!
興味のある方は、是非ダウンロードしてみて下さい!
▼メール
support@reactcorp.co
▼FB
https://www.facebook.com/poisysns/
▼LINE